「良いものを、より早く、最適なコストで。」
お客様のそんな想いに応えるため、私たちがフィリピン工場で磨き上げてきたのが、梱包設計から製造まで一貫して行う生産体制です。
今回は、この「一貫体制」がもたらす本当の強みと、現場の様子をレポートします。

一貫体制が実現する「3つの価値」
私たちのフィリピン工場では、製品の梱包設計から試作、様々な仕様に対応できる協力会社での製造、自社での品質確認、配送までを一貫して行っています。この体制が、お客様にとってどんな良いことに繋がるのでしょうか?
1. スピード感のある納期対応
設計担当者と製造現場のスタッフは、まるで家族のように日々密なコミュニケーションを取っています。だからこそ、設計から製造、出荷までの間に無駄なタイムラグが生まれません。特に梱包設計段階での迅速な対応では、お客様から「え、もうできたの!?」と驚かれることもしばしば。お客様の様々なご要望にも、スピーディーかつ柔軟に対応できるのが私たちの強みです。
2. 無駄のないコストパフォーマンス
設計の初期段階から製造工程の全体像を把握しているため、品質を維持しながらも無駄を省いた、最適なコストでのご提案が可能です。お客様のご予算や想いに寄り添い、一緒に最適な形を考えます。
3. スムーズな生産と揺るぎない品質
設計図に込められた創造性と品質へのこだわりが、そのまま製造現場の基準となります。全工程が社内で繋がっているため、生産計画は常に最適化され、安定した品質の製品をスムーズにお届けすることができます。
設計を支える、プロフェッショナルな仲間たち
2012年にスタートした梱包設計部門。現在は、日本の包装管理士の資格を持つスタッフを中心に、4名の頼れる設計スタッフが活躍しています。彼らはまさに、日々お客様の課題と向き合う梱包のエキスパート集団です。
彼らのアイデアを形にする、頼もしい設備も揃っています。
- サンプルカッター:2台
- 落下試験機:1台
- 圧縮試験機:1台
- 摩擦試験機:1台
- 3次元CAD:2台
「こんなのが欲しかった!」を形にする設計力
私たちの梱包設計の自慢は、お客様の「こんなものが欲しかった!」という想いを的確に捉え、形にする提案力と実行力です。この強みは社外からも高く評価されており、「日本パッケージングコンテスト」において、これまで数々の賞を受賞してまいりました。
お客様との対話を何よりも大切にし、ただ言われたものを作るのではありません。「お客様が本当に求めている価値は何か?」を追求し、試作と検証を迅速に繰り返すアジャイルな開発手法で、期待を超える解決策を生み出します。現地スタッフならではのユニークな視点から生まれるアイデアも、私たちの大きな力になっています。
異文化の壁を越えて、一つのチームへ
もちろん、日本とは異なる文化や環境の中、最初は戸惑うことも少なくありませんでした。時間感覚や人との付き合い方など、日本のやり方がそのまま通用しない場面も多々あります。
しかし、大切なのは、現地の文化や価値観を深く理解し、尊重すること。対話を重ね、お互いの強みを活かすことで、今では部門の垣根を越えた強固なチームワークが生まれました。このチームの力こそが、安定した設計体制の基盤だと確信しています。
現状に満足せず、さらなる高みへ
私たちはこれからも、お客様に「クレステックに頼んでよかった」と心から感じていただけるよう、この一貫体制をさらに進化させていきます。
今後の取り組みにも、どうぞご期待ください。