自社で手軽に社内ポータルサイトや業務アプリを構築できる─。
そんな期待から、SharePoint や Kintone をはじめとするノーコード/ローコードツールを導入される企業様が増えています。
しかし一方で、
「思ったように進まない」
「中途半端なまま放置してしまった」
「導入から半年経っても活用されていない」
そんなお悩みの声も、年々増えてきています。
本記事では、ノーコード/ローコードツール導入時によくある“つまずき”の原因と、成功に導くためのポイントについて、分かりやすくご紹介します。
1.そもそも「ノーコード/ローコード」とは?
ノーコード(No-Code)/ローコード(Lo-code) とは、その名の通りプログラミング不要でWebサイトや業務アプリを構築できるツール群のこと。
画面上で部品を組み合わせたり、ドラッグ&ドロップでレイアウトしたりと、直感的な操作で開発が可能です。
従来はエンジニアに依頼する必要があった業務改善や社内システムの構築を、よりスピーディーかつ低コストで実現できるとして、DXの一環で導入する企業様も増えています。
2.ノーコード/ローコードツール導入が進まない3つの理由
ノーコード/ローコードツールは、あくまで「優れた料理道具や素材」のようなものです。
優れた調理器具や最高級の食材がそろっていても、レシピ(=設計)や調理スキル(=ノウハウ)が不足すれば、おいしい料理にはなりません。
実際に導入した企業様がつまずく原因には、以下の3つがよく見られます。
理由① 設計の壁 ― 何をどう作るのか決まらない
「誰に」「何を」伝えたいのかが曖昧なまま作り始めてしまい、結果として情報にたどり着けないサイトが完成してしまうケースです。
また、要件に応じた機能選定や情報の分類も重要な工程です。
「設計」は、ノーコード/ローコードツールを最大限に活かす上で避けては通れません。
理由② デザイン・機能の壁 ― やりたいことが実現できない
多くのツールにはテンプレートが用意されていますが、企業独自のブランド表現やユーザー視点の操作性を重視する場合、テンプレートだけでは限界があります。
さらに、要求されるサイトの要件には
・外部サービスとの連携(API)
・独自プラグインの導入
・一部のプログラミング(JSONやJavaScriptなど)
といった専門知識を要する対応が必要になるケースも少なくありません。
理由③:リソースの壁 ― 時間と知識が足りない
「兼任で担当しているため、構築が進まない」「更新や改善まで手が回らない」といったお悩みもよく耳にします。特に、情報システム部門や総務・DX推進チームが主導される場合、通常業務との両立が難しく、結果として構築が属人化・停滞してしまうこともあります。
3.成功の近道は「プロとの協業」
もし、こうした課題に思いあたることがあれば、Web制作や業務改善に精通したプロフェッショナルと協業することで、状況を大きく前進させることができます。
私たちは、これまで数多くの製造業・BtoB企業様のサイト構築や業務アプリ支援に携わってきました。
その経験を活かし、以下のような価値をご提供しています。
私たちが提供できること
●企画・情報設計
業務課題や目的に沿った「本当に使える」サイト・アプリの設計を支援します。
●デザインカスタマイズ
ノーコード/ローコードツールの制約の中でも、ブランドイメージと使いやすさを両立したデザインをご提案します。
●機能拡張・開発
API連携やカスタム開発で、ツールの限界を超えた「やりたいこと」の実現をサポートします。
●運用サポート
公開後の更新・活用支援・定期的な改善提案まで、長期的な運用体制もご相談いただけます。
ノーコード/ローコード × プロの力で、
構築の“止まり”を“動き”に変える
ノーコード/ローコードツールは確かに手軽ですが、
「誰が、何を、どう作るか」の部分で迷ってしまうと、
時間とリソースだけが消耗してしまう恐れがあります。
「簡単なはずだったのに進まない…」そんな時こそ、
プロの力を借りることが“最短ルート”になるかもしれません。
どうぞお気軽にご相談ください。
構想から運用まで、二人三脚でご支援いたします。
【ノーコード/ローコードの一例】
SharePointを活用した社内ポータルサイト