マインズの岩戸です。
私が担当するクライアントでは、YouTubeやinstagram等、自社SNSの運用を相談される事が多いので、今回は企業のSNS担当やマーケティング担当に抜擢されたけど、何をどう見て良いかわからない・・という方向けに、
「YouTube Studio」の基本的な操作方法と
そこから見える簡単なデータ分析について
解説していきたいと思います。本記事をご覧いただければ、YouTubeStudioを活用してチャンネル自体の問題点やそこから見いだせる改善点がどこにあるのかが少しは、わかってもらえるかと思います。
YouTube Studioの基本操作
まず、YouTubeのトップ画面から右上のアイコンをクリックします。
ここから「YouTubeStudio」をクリック。

次にアナリティクスをクリックします。

そうするとこのように過去28日間のチャンネル視聴回数がグラフとともに表示されます。

期間を変更するにはこの右上のボタンから変更する事ができます。

さらに個別動画のパフォーマンスを見ていく場合は、再度左のメニューからコンテンツをクリックして、動画のタイトル部分にカーソルを持っていくとアイコンがいくつか表示されますので、左から2番目の「アナリティクス」アイコンをクリックします。

そうするとこの動画単体の分析データが表示されます。

ここまでで、チャンネル全体と単体動画の数字、どっちが重要かと聞かれる事が多いのですが、ずばりチャンネル全体の分析データよりも個別動画の分析データの方が重要です。
個別の動画の数値を見る事で何が良くて、何が悪かったかが気づきやすくなり、次の動画制作に活かせるのと同時に結果としてチャンネル全体の成長にもつながります。
チェックポイント①「視聴者維持率」
では今回、この中で特にチェックすべき3つの項目についてお伝えします。まず1つ目は「視聴者維持率」です。
視聴維持率はこちらのグラフをご確認ください。

これは何を意味するかというと、この該当動画にたどり着いた人が動画を再生してからどれくらいの時間動画を見続けてくれているのかを確認するデータとなります。
横軸が時間で、縦軸が平均視聴時間%となります。この動画の場合だと視聴開始から約30秒で57%の視聴が維持できていて、

最後まで動画をみてくれた人は全体の31%いるという事がわかりますね。

このグラフのカタチが全体的にどんな傾向かというと、YouTube公式のヘルプページに視聴維持率のグラフのカタチによって、該当動画がどんな問題を抱えているのかを確認する事ができます。

これに照らしあわせてみてみると、一般的にどんな状態かを知る事ができます。

YouTubeの考え方として動画の視聴回数よりも維持率を重視しますので、視聴維持率が高いとクオリティの高い動画と認識され、チャンネル登録者以外にも関連動画としておすすめされて結果的に視聴回数も稼げる人気の動画に繋がっていくので視聴者維持率を意識するのが重要です。
チェックポイント②「インプレッションのクリック率」
次にチェックすべき2つ目は「インプレッションのクリック率」になります。
ヘッダーメニューから「リーチ」タブをクリックすると、インプレッションのクリック率を確認できます。

これは、この動画のサムネイル画像が検索であったり他の動画のお勧め画像として表示された時に実際にクリックされた確率を表しています。
なぜ「インプレッションのクリック率」が大事かというと、この動画のサムネイルやタイトルが最適なのか、この数値を見る事である程度判断できるからです。もし検索結果に動画が表示されているのにクリックされないというのはサムネイルのデザインやタイトルの付け方等、どちらかに原因があると考えられます。
そこでどのくらいが適正かというと、YouTubeのヘルプページではインプレッションのクリック率2~10%が平均と記載があります。

この数値を参考にしつつ、チャンネル内での良し悪しを図るのであれば、チャンネル内の他動画とクリック率をくらべるとパフォーマンスが良いモノ悪いモノがタイトルやデザインから傾向が見えてくるので分析/改善に活かせると思います。
チェックポイント③「チャンネル登録数」
チェックすべき最後は「チャンネル登録数」です。
YouTubeチャンネルの成長において、全体のチャンネル登録数が重要なのは言うまでもない事ですが、動画ごとのアナリティクス数値をみていくとどの動画から何人がチャンネル登録をしたのかという事を知る事ができます。

これを全体の数値でみていくと、どんな傾向の動画がチャンネル登録されやすくてどんな動画がチャンネル登録されにくいかという傾向がわかってきます。

チャンネル登録者の多い動画を確認して、チャンネル登録数が伸びる傾向にあるテーマやジャンルの動画を量産していけば、チャンネル登録数が増える可能性があるといえます。
まとめ
という事でYouTubeのデータ分析について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
今後、YouTubeのアカウント運用や、その他SNS媒体(Instagram/TikTok/X 等)の運用、SNSを活用したキャンペーンやプロモーション施策をお考えの企業様がいらっしゃいましたら、株式会社マインズまでお声がけください。
ご連絡、お待ちしております。